500万本の絶景!巾着田の曼殊沙華が描く真紅の世界
この世のものとは思えない幻想の風景
埼玉県日高市にある「巾着田曼珠沙華公園」は、秋になると500万本もの曼殊沙華が咲き誇り、まるで真紅の絨毯を敷き詰めたような絶景が広がります。その姿は圧巻で、訪れる人々を言葉を失わせるほどです。木漏れ日に照らされた花々は幻想的に輝き、この世のものとは思えないほどの美しさを見せてくれます。さらに、開花期間中には「巾着田曼珠沙華まつり」も開催され、多くの観光客で賑わいます。
巾着田の地形と歴史が生んだ奇跡
巾着田という名前は、その地形が巾着袋のような形をしていることに由来します。高麗川が長い年月をかけて蛇行を繰り返し、直径約500メートル、面積約22ヘクタールの独特な地形を生み出しました。そして、この土地には古代から続く歴史が息づいています。高麗郷という地名は、かつて朝鮮半島から渡来した高句麗の人々に由来し、1300年以上前の人々の営みが今も大地に刻まれています。
自然が育んだ曼殊沙華の群生
巾着田の曼殊沙華は、人の手で植えられたものではありません。上流から流れてきた球根がこの地に根付き、自然の力によって群生地が形成されたといわれています。昭和40年代に町が整備を進めた際、その規模の大きさが明らかになり、以来、日本最大級の曼殊沙華群生地として全国に知られるようになりました。まさに自然と時間が織りなした奇跡の風景です。
早朝がベスト!撮影スポットとテクニック
美しい写真を撮るなら、早朝の訪問がおすすめです。朝7時の開園と同時に入ることで、柔らかい光と静寂の中で撮影ができます。木漏れ日を巧みに利用すると、花の赤が一層鮮やかに浮かび上がります。また、地面すれすれのローアングルから撮ることで、視界いっぱいに曼殊沙華の海を表現できます。さらに、園内を流れる高麗川や木造のあいあい橋を構図に入れると、巾着田ならではの情景が引き立ちます。
四季を通じて楽しめる巾着田
巾着田は曼殊沙華だけでなく、四季折々の花々が楽しめる公園です。春には桜と菜の花が同時に咲き誇り、夏にはアジサイや蓮が涼を演出します。そして秋にはコスモスが咲き、冬には澄んだ空気の中で散策を楽しめます。特に春の「菜の花まつり」や、秋の曼珠沙華まつりは地元の風物詩として多くの人に親しまれています。
見どころ満載の園内散策
園内には、巾着田のシンボルである木製のあいあい橋や、水辺のドレミファ橋、水車小屋など、写真映えするスポットが点在しています。また、橋を渡った先には羽鳥牧場があり、馬たちの穏やかな姿に癒されます。自然と人の営みが調和した風景は、訪れる人々の心を穏やかにしてくれます。
一日満喫!高麗郷モデルコース
朝は巾着田で幻想的な曼殊沙華を鑑賞し、その後は日和田山へ軽いハイキングを楽しむのがおすすめです。山頂付近の二の鳥居からは、巾着田の形が一望できます。昼食は阿里山Cafeのオーガニック料理や、地元の武蔵野うどんを味わいましょう。午後は高麗神社や聖天院で歴史に触れ、帰りに地元の特産品をお土産にするのも旅の楽しみです。
渋滞回避とアクセスのポイント
開花シーズン中は特に混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されています。西武池袋線「高麗駅」から徒歩約15分でアクセス可能です。また、週末には高麗神社駐車場から無料シャトルバスも運行されます。できるだけ平日や早朝に訪れると、ゆったりとした時間を過ごせます。
心に残る真紅の記憶を求めて
巾着田の曼殊沙華は、自然の美しさと人の歴史が重なり合う奇跡の風景です。真紅の花々が風に揺れる光景は、まるで時間が止まったかのように心に刻まれます。この秋、ぜひ日高市を訪れ、巾着田でしか出会えない「真紅の記憶」を体感してみてください。
【巾着田】曼殊沙華の昔と今
2025年10月8日の今日とても久しぶりに日高市にある巾着田に行ってきました。結果はすでにお花は90%終了でした(笑)駐車場代500円支払ったのに・・・。帰宅後過去に行った時の写真を探したら出てきましたので紹介します。
2008年の巾着田

この頃は今ほど有名ではなかったのかな?人は多かったけど混雑なく見れた巾着田の曼殊沙華。ベストシーズンに訪れると本当に真赤な絨毯です。そしてビックしたのが服装です。長袖を皆さん着ています。

妻も長袖を着ていました。長袖を着ないと寒い気温ということですよね。

そしてコスモス畑も満開できれいでした。

2025年の10月8日
そして今日17年ぶりに訪れてみたら、その変わりようにビックリ(@ ̄□ ̄@;)!!コスモス畑もなくなり駐車場になっていました。今はSNSの影響で大人気らしく訪問客が増えたせいでしょうね。もう一つのビックリは訪問客がみんな半袖だったことです(笑)2008年は肌寒い気温だったのに・・・。温暖化の影響でしょうか?そして暑さのせいか90%の曼殊沙華が枯れていました。開花期間が短くなっている気がします。

なんとか残っている曼殊沙華を探して撮影📷


そういえば今日はトンボもコオロギも見なかったな~