登山が趣味といってよいのか?初めて登ったのは紅葉時期の雨飾山だった。見たことのない紅葉の山に感動しつつもふもとの蕎麦屋が気になって途中下山。2回目に登った紅葉時期の栗駒山でもふもとのイワナ専門店が気になり途中下山。2回も続くと山頂目指すのが全てではないような気がしてきた私たちは登山の目的を間違えているのかもしれない(笑)
妻との共通の趣味は山頂を目指さない登山 新しい山の楽しみ方
夫婦で楽しめる共通の趣味を探しているけれど、なかなか良いものが見つからない。そんな風に感じている方はいませんか。私たちの答えは「山頂を目指さない登山」でした。

「登山」と聞くと、険しい道をひたすら登り、山頂を目指すストイックなイメージがあるかもしれません。しかし、私たちが楽しんでいるのは、そんな登山とは少し違う、もっと自由で心豊かな時間の過ごし方です。この記事では、私たち夫婦が夢中になっている「山頂を目指さない登山」の魅力についてお伝えします。
ゴールは山頂だけじゃない
多くの人が「登山=山頂を目指すこと」と考えているかもしれません。もちろん、山頂に立った時の達成感は格別です。しかし、私たちはその固定観念から一度離れてみることにしました。
目的を「山頂」ではなく、「心地よい場所でコーヒーを飲むこと」や「きれいな沢の音を聞きながらお弁当を食べること」に設定したら素晴らしいと思いますが、私たちは下山飯の誘惑に勝てず山頂より下界のおいしいお店が優先順位1位を占めます。普通なら山頂を目的地にしなければ気持ちに余裕が生まれ、時間や体力に追われることなく、目の前の自然をじっくりと味わうことができるようになるはずですが、私たちは何よりも下山飯。営業時間が気になり途中で下山してしまいます(笑)

道草こそが登山の醍醐味
ちなみに山頂を目指さないと決めてるからこそ、私たちの登山は発見の連続になりました。
道端に咲く可憐な花の名前を一緒に図鑑で調べたこともありました。ですが本は重いです。探すのが大変です。ということで1回のみで終了。結局探して見つけても名前記憶できません。もう初老なので(涙)。

面白い形をしたキノコを見つけて写真を撮ったりしますが食べません。過去に毒キノコ間違えて食べたこと数回あるつまけんなので(;^_^A アセアセ・・・。

野鳥のさえずりに耳を澄ませ、双眼鏡でその姿を探すのも楽しい時間ですが妻は極度の乗り物酔いする人。双眼鏡で探していたら数秒で酔ってしまいOUT!

それでもこれまでは気づかずに通り過ぎていた小さな自然の営みが、一つひとつ大切な宝物のように感じられます。妻と「見て、これ!」「本当だ、きれいだね」と会話が弾む、そんな何気ない瞬間がとても幸せです。

無理なく続けられるから共通の趣味に最適
「山頂を目指さない登山」の一番のメリットは、体力的な負担が少ないことです。それぞれのペースで、無理なく歩ける範囲で楽しむことができます。

「今日は少し疲れているから、あの見晴らし台までにしておこうか」といった柔軟な計画が立てられるので、夫婦のどちらかに負担が偏ることもありません。年齢を重ねても、体力に自信がなくても、長く一緒に続けられる。これこそ、共通の趣味として理想的なのではないでしょうか。
「山頂を目指さない登山」の持ち物から削除されたものたち
私たちが「山頂を目指さない登山」をより楽しむために、考え持って行ったけど結局削除することになったものたち
- お湯を沸かす道具とコーヒーセット 景色の良い場所で淹れるコーヒーは格別です。
のはずでしたが、結局めんどくさがり屋なのでお湯すら沸かしてません。荷物になる。
やめました。 - 季節の植物や野鳥の図鑑 気になったものをすぐに調べられると、楽しさが倍増します。
のはずでしたが、本は重い。そして探すのが面倒。荷物になる。
やめました。 - 軽量の折りたたみ椅子 好きな場所でゆっくり休憩するために欠かせません。
のはずでしたが、荷物になる。かさばる。ヘリノックス高い。
やめました。 - 双眼鏡 遠くの景色や野鳥の観察に役立ちます。
のはずでしたが、私はカメラ持参。妻は除くと数秒で酔う。
やめました。
これらを持っていくことで、「山で過ごす時間」そのものが目的となり、より豊かな体験ができると思いますが、私たちにはすべて不要でした(笑)

さあ、あなたも始めてみませんか
もし、この記事を読んで少しでも興味が湧いたら、「山頂を目指さない登山」を始めてみてください。大切なのは、誰かと競うことでも、記録を作ることでもありません。

パートナーと一緒に自然の中に身を置き、心地よい時間を共有すること。それが、夫婦の絆を深め、日々の生活をより豊かにしてくれる最高の趣味になると、私たちは信じています。



