標高2702mからスタートする乗鞍岳は手軽に登れる3000m級の山

日本百名山・乗鞍岳(のりくらだけ)は岐阜県と長野県の県境、中部山岳国立公園にあり、北アルプス南端にある標高3026mの剣ヶ峰を盟主に、朝日岳などの8峰を含む。例年なら紅葉が始まっている乗鞍岳らしいが、今年は暑い日が長引いているため2024年9月24日に訪れたけど紅葉にはまだ早かった(笑)

乗鞍岳を登るにはマイカー規制のためシャトルバスに乗車して岐阜県側の乗鞍スカイラインか長野県側の乗鞍エコーラインを通って日本一高いところにおあるバスターミナル畳平まで行きます。

私たちは埼玉県から向かうので標高1450mに位置する長野県側の乗鞍観光センターからバスに乗って山頂駅の畳平に向かいます。バスのチケットは乗鞍観光センターで購入します。窓口と自動券売機で購入可能です。バスの運航時刻は季節や天候によって変わるので必ずHPで確認しましょう。乗鞍岳畳平バスターミナル⇦こちらから確認できます。

乗車時間約50分の快適バス
紅葉はまだだったけど森林限界を超えた先に見えた
景色は雲海の絶景だった

先ほど紹介したように、乗鞍岳畳平バスターミナルに行くには乗鞍観光センターからシャトルバスに乗って一気に1252m標高をあげていくので樹林帯と森林限界の両方を通ります。今回、紅葉には早かったので紅葉を楽しむことはできませんでしたが、森林限界を超えた外の景色は雲海が素晴らしかったです。運転手さんと車掌さん曰く、今日の景色は珍しく中々みられないそうです。バスの速度を落としてシャッターチャンスを作る粋な計らいをしてくれました。

行きのバスの中は皆さん元気でノリノリでした(笑)

畳平に着いたら気温は一桁台
寒さ対策と高所対策をしてから登ります

登山初心者の私たちにとって標高2702mからのスタートは初めてです。標高をイッキに1200mも上がってきたので気温も一桁台。寒さ対策にハードシェルを着て高度順応のため15分ほどバスターミナルで休憩してからスタートです。

前半は歩きやすい砂利で舗装された道なので呼吸を整えながら歩いていきます
下に見えるのは畳平のバスターミナルとお花畑です。お花がきれいな時期は下の木道を散策してみたいですね。

のんびり歩くいていると不消ヶ池(きえずが)があります。乗鞍岳では唯一の氷食湖です。北風に乗った雪が火口壁に囲まれた凹地に吹き溜まり、その雪が年中消えないことから不消ヶ池と名付けられたと言われています。乗鞍の夏山の生活用水になっています。ところが2023年8月に池の水が無くなり給水車で水を運搬したそうです。

更に先へと進むとやっと山頂が見えてきました!遠くに見えるあの山のてっぺんが山頂なんですが初心者にはものすごく遠くに思えます(p・Д・;)アセアセ

肩の小屋に到着!ここまでで半分ぐらいなのかな?気温は一桁台だけど天気も良いし、標高も高いし、動いているので結構温かい。休憩がてら小屋でおでんを食べてこれから始まる本当の登山道に向けて気合を入れます(笑)

乗鞍岳
乗鞍岳

肩の小屋から先が登山道の始まり。
整備された登りやすい登山道で、どんどん抜かされていく
つまけん夫婦(笑)

乗鞍岳

はるか先に見える山頂目指して登り始めます。過去に何度かすれ違った登山ツアーのガイドの様にゆっくりと進みながら汗をかかない程度のスピードで登っていると、数分前までおでんを食べていた肩の小屋がどんどん小さくなっていきます。

乗鞍岳

そして後続者にどんどん抜かされていきます(笑)私達よりもはるかに年老いた老夫婦やジャージ姿に運動靴で登っている若者たち。それでも楽しく登り続けられたのは妻と一緒に登っていたからです。

乗鞍岳
乗鞍岳

気づけば権現池に到着!権現池は御嶽山の二ノ池に次ぐ日本第2位の標高にある火山湖です。蚕玉岳の三角点で記念撮影📷後ろに見えるのが剣ヶ峰の山頂ですが、まだ登らなければいけないのか(p・Д・;)アセアセ ここでいいかなと一度は心折れる私ですが、妻を見ると行く気満々の顔で私を見るので気合を入れなおして登ります。

乗鞍岳
乗鞍岳

残りは乗鞍岳の登山道の中で一番の急登ですが登りやすかったです。あんな大きな石とか誰かが登りやすいように整備してるのかな?ともあれ初の3000m級の登山最高でした\(^o^)/
山頂で記念撮影📷

乗鞍岳

乗鞍岳は初心者向けの3000m級の山で紹介されてますが、最後の登りで何人も転んでいる方がいました!とくに多かったのがご高齢の方、ちょっと急な登山道で大きな石がゴロゴロ重なっているので疲れた足で踏ん張りが効かないのかな?下りは反対側から頂上小屋経由で下りると行きよりは安全に下りることができました。

帰りは休憩なしで一気に下山
今回の登山で出会った強者女子

乗鞍岳

実は登りの途中から強者女性に出会いました。妻より細身の女性が1歳半の男の子を登山用ベビーキャリアで背負って登っていたのです。義理のお父さん?が同行していたけど登りも下山も一人で背負ってました(@ ̄□ ̄@;)!!想像でしかないけど昔から山登っていたんだろうな~。

帰りのバスの中は皆さん静かでした(笑)

MAP&ACCESS

〒390-1520 長野県松本市安曇4306-5
駐車場   無料(200台)
トイレ   無料

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