【弓立山×オクムサ・マルシェ】奥武蔵の山と地産地消のカフェ

弓立山 越生で出会う歴史と自然の魅力

弓立山の基本情報

弓立山は埼玉県比企郡ときがわ町に位置する標高約427メートルの山です。しかし、越生町からも近く、地元では「越生の弓立山」と呼ばれることもあります。その理由は、古代からの伝説や地名の由来が越生と深く結びついているためです。低山でありながら山頂からは関東平野を一望でき、晴れた日には東京スカイツリーまで望むことができます。

越生との関わり

弓立山の歴史を語る上で欠かせないのが、平安時代の武将・源経基による伝説です。彼が四方に放った矢のひとつが越生町の「矢崎山」に落ちたと伝わっています。このことからも、弓立山は行政区画を超えて比企地域全体の精神的中心であったことがわかります。そのため、越生との結びつきはとても強いものとなっています。

伝説と信仰

弓立山には二つの大きな伝説があります。一つは源経基による「蟇目神事」と矢を放ったという創始譚です。そしてもう一つは、男鹿岩と女鹿岩にまつわる大蛇伝説です。前者は土地を聖別し、武士の権威を示す物語であり、後者は自然そのものを生命として捉える民話です。これら二つの異なる世界観が同じ山に重なっていることが、弓立山の歴史を一層豊かにしています。

ハイキングと絶景

現代の弓立山はハイキングスポットとしても人気です。三波渓谷駐車場から山頂までは約1時間で登ることができ、初心者でも安心して挑戦できます。そして山頂からの景色は圧巻で、関東平野を一望できる爽快なパノラマが広がります。2024年には新たに展望デッキやバイオトイレが整備され、より快適に楽しめるようになりました。さらに整備の際には「ささら獅子舞」が奉納され、伝統と現代の融合が見事に表現されました。

弓立山の魅力のまとめ

弓立山は越生との結びつきが深く、源経基の伝説や大蛇伝説といった物語を通じて豊かな歴史を感じられる山です。同時に、神社や伝統芸能を通じて地域文化と信仰を今に伝えています。そして現代では、気軽に登れるハイキングスポットとして多くの人々に愛されています。歴史と自然、そして文化が重層的に重なり合う弓立山は、越生を訪れる際にぜひ立ち寄りたい場所です。

山歩日記

今回は自宅から車で約40分の場所にある弓立山に登ってきました。近くには駐車場が数か所ありましたが私たちは三波渓谷駐車場にとめました。7時現着、平日のためか無人でしたが駐車料金は備え付けの封筒にナンバーを書いて集金BOXに入れればOK。

三波渓谷駐車場

駐車場から登山口までの道のり

駐車場で料金を支払ったら右に行きます。通りに出たら左へ

まっすぐ歩いて左カーブの手前を右に

道なりに進むと登山口が見えてきます

低山だからと侮ってはいけません。開始いきなり急登の階段です。これは低山あるあるですよね(笑)

ここから弓立山のスタートです!そしていきなり急登の始まりです(笑)低山あるある

写真ではわかりにくいですがけっこな急登です。しかも階段(@ ̄□ ̄@;)!!約2か月ぶりの登山で私たち夫婦の下半身の筋肉は悲鳴をあげ、わずかな距離でしたがまさかの疲労に襲われます(笑)

途中緩やかになったり、急登になったりの繰り返しで登っていきます。道は整備されているので登りやすいですが倒木もあるので気を付けて登りましょう。

途中で見つけたこの虫は何でしょうね?多分死んでいると思いますがセミの抜け殻ではないみたいなのでわかりません。

意外と変化があって飽きることなく楽しませてくれます。

こんな巨木風もあったり

当日この登山道を最初に歩いたのは私達夫婦みたいで蜘蛛の巣が凄いことになっています。最初は私が先頭を歩いていたのですが、あまりにも蜘蛛の巣が多いので心が折れ下山しようと妻に提案したら「私に任せなさい!」と木の枝を持って先頭を歩く妻。杖~妻(笑)

次は木の根っこゾーンに突入!意外と急登(;^_^A アセアセ・・・突然岩も出てきますΣ(・□・;)

山に来ると毎回思うんですけど、木の生命力って凄いですね。

ここを抜けると今度は大きな岩があります。保存及び景観管理のためロッククライミング禁止の張り紙がたくさんありました。

山頂はもうすぐです

山頂まで1時間ぐらいの山歩で到着。

そして山頂から見える景色がこちら

低山では珍しく最高の眺望です。展望台から見える景色も最高でした!

涼しくなったら山頂で景色を見ながら山飯も最高ですね。私たちはこの後オクムサ・マルシェへ行く予定があるので少し休憩して下山開始です。

下山の最初の試練は急登の逆、急坂です。転んだら止まることなく転がっていきそうなほど急坂なので慎重に降ります。私2か月前雷鳥沢キャンプ場へ降りる階段でコケてトリプルアクセルしたので(笑)

tsumaken

登りも下りも316m 所要時間は2時間 距離2,8kmぐらいの山歩でした。ヤマップのコース定数では標準タイム1時間45分、体力レベル7のやさしいレベルに分類される弓立山ですが、私達初心者レベルの運動不足シニアの下半身の筋肉に効きました。良いトレーニングになったので、ご褒美に越生にあるオクムサ・マルシェに移動します。

オクムサ・マルシェで味わう奥武蔵の癒しと美食体験

奥武蔵に佇む隠れ家カフェ

オクムサ・マルシェは、埼玉県越生町にある自然豊かなロケーションに佇むカフェです。あじさい街道沿いに位置し、四季折々の景色とともに訪れる人を迎えてくれます。都心から少し足を伸ばすだけで、静けさとやすらぎに包まれる時間が広がっています。

コンセプトに込められた想い

このカフェの哲学は「小さな旅のような時間」を提供することです。日常から少し離れ、心の余白を取り戻せる場所として作られました。地元への愛情から生まれたストーリーは、訪れる人々に共感と安心感をもたらします。そして、ただ食事を楽しむだけではなく、背景にある想いや物語を体験できるのが魅力です。

納屋を再生した温もりの空間

オクムサ・マルシェは、古い納屋をリノベーションした一軒家レストランです。木の温もりが感じられる店内は、自然光と奥武蔵の景観が調和した癒しの空間です。さらに2階には地元の工芸品を展示販売するギャラリーもあり、食と文化の両方を楽しめます。また、駐車場やサイクルラックも完備されており、車や自転車での来訪にも便利です。

地産地消と薬膳を取り入れた料理

料理には「地産地消」「無添加」「体にやさしい食材」といったこだわりが込められています。薬膳の考え方も取り入れられ、心身のバランスを整えるメニューが揃っています。

  • 季節野菜の薬膳カレー
  • 桂木ゆずソースの手ごねハンバーグ

どれも越生の自然と文化を感じられる一皿です。とてもおいしかったです。

モンベル会員カードを提示すると自家製の梅ジュースもしくは梅ソーダのショットサイズがサービスで飲むことができます。

季節を映すスイーツとドリンク

自家製和栗のモンブランや奥武蔵ロールケーキなど、スイーツにも地域の恵みが活かされています。さらに、自家製のうめジュースや桂木ゆずソーダなどのドリンクは爽やかな味わいで、多くの人に喜ばれています。訪れるたびに異なる季節の味わいを楽しめるのも魅力です。

地域と共生する取り組み

オクムサ・マルシェは、地元のイベントやプロジェクトにも積極的に参加しています。女子栄養大学との共同開発や、地域のマルシェ出店などを通じて、地域全体を盛り上げています。このように、カフェの成功が地域の魅力向上へとつながり、互いに支え合う関係が築かれています。

来訪のための実践ガイド

オクムサ・マルシェは、公式サイトから予約が可能です。週末は混雑することが多いため、静かに過ごしたい方には平日の訪問がおすすめです。また、SNSで最新情報を確認してから訪れると安心です。

まとめ

オクムサ・マルシェは、奥武蔵の自然と調和しながら「心の余白」を与えてくれる特別な場所です。こだわりの料理やスイーツ、温かみある空間、地域とのつながり。すべてが一体となり、訪れる人に小さな旅のような体験をもたらします。越生を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

店名OKUMUSA marche -オクムサ・マルシェ-
住所〒350-0422 埼玉県入間郡越生町小杉756
電話番号080-9973-5457
営業時間11:00 – 15:00
営業日土曜日〜水曜日
定休日木曜日・金曜日
アクセス電車/バス: 東武東上線越生駅より黒山行きバス、「麦原入り口」下車、徒歩5分
車: 関越道/圏央道各ICより約25分
駐車場普通車7台、軽自動車2台、サイクルラックあり
席数28席 (1F: 14席 / 2F: 14席)
予約公式サイト経由で予約可能
公式サイトhttps://okumusamarche.com/
オンラインショップhttps://okumusa.thebase.in/

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